ノービザ等で入国し、タイ国内でBビザや就業者家族ビザへの切替を申請する場合について

概要

  • タイで長期滞在予定の外国人は、在外のタイ大使館等で目的に応じたビザ発給を受け入国するのが原則となります。ただし、ノービザや観光ビザでタイに入国された方が一定の条件を満たす場合、管轄のイミグレーションにおいて新規にBビザや就業者家族ビザの発給を申請できます。
  • 正確には以下の区分がありますが、便宜的に「ビザ国内切替え」と呼ばれることが一般的です。
    ノービザ入国の方がビザ取得をする場合は「新規ビザ発給申請」
    観光ビザでの入国者がBビザ等を取得場合は「ビザ種類の切替申請」(観光ビザ→ノンイミグラントビザへの変更)
  • ビザ切替で発給されるのは90日期限のVISAとなります。
    Bビザ取得者の場合、すみやかにワークパーミットを取得し、一定の条件を満たした後に1年更新の申請をするという流れとなります。
  • 特にBビザへの切替えについては、必要書類が多く、申請条件・審査ともに厳格になります。どうしても出国が難しい場合など、例外的な手段として理解されることをお勧めいたします。
タイ国内切替のノンイミグラントビザ例
タイ国内発給のVISA
タイ大使館ビザの記載事項など
在外タイ大使館発給のVISA

ビザ国内切替えの主たる条件

  1. 滞在期限の残りが15日間以上(バンコク)ないし21日以上(他県)あること。
    書面準備の期間も踏まえた場合、最低1か月は滞在期間がないと難しいと言えます。

  2. Bビザ国内切替を申請する場合、その申請時点でワークパーミット取得やBビザ期限更新時と同等の条件をクリアしている必要があります。

  3. Bビザ国内切替を申請する場合、その申請時点でワークパーミット取得やBビザ期限更新時と同等の条件をクリアしている必要があります。
    外国人1名あたり、タイ人4名雇用、資本金200万バーツ、適切な財務、事業上必要な場合はそのライセンス等。
    ※BOI認可企業や駐在員事務所の場合は条件が異なります。

  4. ビザ切替えを申請できるのは原則としてノービザ(ビザ無し渡航)・観光ビザ・トランジットビザ取得者のいずれかになります。
    すでに何らかのNon-Immigrant Visaをお持ちの方はこの申請は不可となっています。この制度は「ノンイミグラントビザをまだ持っていない方」のみが対象です。したがい、例えばNon-Immigrant ”O”(リタイアメントビザなど)の取得者が、Bビザへの切替を申請することはできません。

  5. 就業者家族ビザについては、Bビザより難易度は下がりますが、就業者が保持するBビザやワークパーミット(WP)の残存期限について規定があります。

Bビザ切替の必要書類

重要書類のリストになります。ケースによって相当異なりますことにご留意ください。

  書類名等
1 会社登記簿
2 株主名簿
3 法人登録証書
4 事業ライセンス・営業許可証など(企業による)
5 VAT事業者登録証
6 決算書(監査済報告書)
7 法人税確定申告書(歳入局認証)
8 月次の給与源泉税納付書(歳入局認証)
申請者の卒業証明書(翻訳され、官庁等の認証を受けたもの)
10  職場写真
11  職場地図
12  法人代表者のパスポートやワークパーミット、身分証明書等
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就業者家族ビザの場合は、上記の一部書類に加え下記追加
①就労者のパスポート(長期Bビザ取得済)及びワークパーミット
②戸籍謄本等を翻訳し官庁の認証を受けたもの

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